今日は夜中・・・て、いうか日付が変わって3時か、4時くらいに港区港南で撮影が
あるので、何をするにも落ち着かない。
各種バッテリーの充電を仕掛け、カメラと三脚を寄せ集めてからポンコツ2cvの
チェックをする事にした。
前回、慌ててぶっちぎってしまった方向指示器の配線の修理もそうなのだが、いつの間にか
ブレーキランプが点かなくなっていた事に気づいたからだ。
いくら私が安全運転を心がけていても、整備不良で『御用』になるのは嫌だからね・・・
さっさと方向指示器の配線を安着しなし、ブレーキランプの配線を調べることにした。
最初に疑ったのはブレーキペダルの直ぐ上にあるスイッチだった。
スイッ� ��が接触不良を起こしているか、あるいわ何かの拍子に端子が抜けてしまったのでは
ないかと考えたのだ。
しかし、端子が抜けている様子もないし、テスターで当たってもスイッチは正常に動いていた。
それでは原因はランプ側か?
短絡思考で言うと『球切れ』だが、『車幅灯』の配線を挿してみたら何事もなく点いたので、
この線は消えた。
否、そもそもLEDを使っている後付ハイマウントストップランプが点かない事で
この件に気づいたのだから、そんな単純なことでは無さそうだ。
う〜ん、壁に突き当たった・・・
時計を見るとすでに11時近くになっていた。
正直言って、今日はロケのことが気になってCG制作は大して進まないだろうから、
車の懸案事項を潰したほうが懸命だ。
� ��レーキスイッチから端子を抜いてショートさせ、ブレーキが掛かった状態で配線を
揺すりながら接触不良箇所を探していった。
しかし、配線は途中で継がれることなく内張りの中を通っているので振動や雨漏りの
影響があるとも思えない・・・
時間だけが過ぎることに嫌気がさしてきたので、気分転換に点かなくなっていた車内灯を
チェックする事にした。
電球をテスターで当たったところ球切れではないので、以前から接触の怪しかった
スイッチの接点を紙やすりで磨き、CRCを吹いてみた。
しかし、電気が点かない・・・
電気が来ているかもチェックしたが、どうも来ていない様子だ。
どのようにタイヤの空気圧は、あなたの車のために決定されます
内張りを剥がしてみると、室内灯の配線は他の配線と同様に内張りの中を走っている。
『もしかしたら、ここがブレーキランプの病巣か?』と考え、室内灯のユニットを
外そうとしたのだが、どうやっても外れない。
ここでまた壁に突き当たった。
仕方がないので、ブレーキランプの配線をペダルの方から当たることにした。
しかし、配線はスピードメーターの裏の入り組んだところにある為、メーターパネルを
外しても全く見えないのだ。
それをどうにかして見ようとしたら、こんどはハザードスイッチのコネクターが
外れてしまった。
ハザードも作動しなくなっていたので『しっかり刺せ� ��直るかな?』と、思ったのだが、
これまた点かぬままだった・・・
兎に角、ブレーキランプも室内灯もハザードも、私には原因が分からないので、
どうにもならない。
まあ、ブレーキに関しては『配線を一から引き直したほうが速いか?』とも考えたが、
電線を入手するために行ったり来たりするのも面倒だし、可逆性のある配線をするのにも
頭を使う・・・
あっちをバラし、こっちを外ししながら途方にくれていたら、だんだん今の状況が
バカバカしくなり、車を投げ出したくなった。
もぉ〜嫌! もぉ〜嫌!こんな生活ぅぅぅ!!
今回のように突然原因不明の状況が続くと、2cvを卒業してダイハツの軽自動車に
乗り換えるなり、メンテナンスはプロに任せるかと真剣に考えたくなった。
ぶつぶつぶつぶつ・・・
駄目で元々なのでボンネットの中のヒューズを見たが、どれも切れている様子はない。
しかし、三個あるヒューズの一つは交換をした事が無い可能性が高く、接点部分が
軽く腐食しているようにも見えた。
そこで何の気なしに、その古いヒューズを外してさびを取るつもりで軽く捻ったところ、
いとも簡単に接点がねじ切れてしまったのだ。
"壊れた"のではなく、"壊した"の図
『あ〜あ』と、思い替えのヒューズを付けたのは言うまでも無い。
気高いM400トップギア
ところ、急転直下、状況が変化したのはこの直後だった。
ヒューズを交換した途端、室内灯が点灯し、ブレーキランプも正常に作動するようになったのだ。
『まさか・・・』と、思ってハザードスイッチを押したところ、ハザードも動く!!
狐につままれた思いがしたので、試しに先ほどのヒューズを外したところ、どれも機能
しなくなった事からも、これがビンゴだったらしい。
嬉しいやら悲しいやら・・・
一時はスクラップにするくらい、どん底に突き落としておいて、思いがけないところから
奇跡の大脱出(大げさ)という、ポンコツ2cvにありがちなパターンだ。
『躁鬱(そううつ)』状態ともいえるし、『ツンデレ』状態と� �言える・・・
古い車はこういったアナログなところが『面白いし止められない』と、思いつつも
『普通の生活に戻りたい』と感じて止まないのも事実だ。
(2007.03.09 FR)
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昼過ぎに出社して、通常業務をする事にしたが、やはり気持ちは落ち着かない。
ロケの事を考えるのも落ち着かないし、CG制作が進まない事も落ち着かない・・・
どっちに転んでも落ち着かない事にはかわりが無いので、ひとまずシールド機の軌道づくりに
集中することにした。
基本的には『パス(path)』と、呼ばれるベクトルデータを仕込み、それにシールド機の
データを追従させることで想定する経路を走らせるというものだ。
しかし、今回は二次元(平面)的な動きだったのに対して、今回は三次元(立体)的な
動きが加わるので一層微妙で難しい。
結局、思ったように調整が進まぬまま、夜になってし まった。
そんな折、知らない電話番号から携帯電話に着信があった。
『今夜のロケに関する確認』と、おおよその見当はついていたが、出てみたところ、以前
からの知り合いであるT建設H氏だった。
(現場の下見をした時に電源盤に書き込まれた『作業管理者』の欄に同氏の名前を見つけて
いた為、驚かなかったが・・・)
ガス駆動のリモートコントロールカーを作るには?
内容はやはり今夜の撮影に終始し、シールド機の投入自体は『1時過ぎになるだろう』
と、いう話になった。
まあ、投入の直前に慌てて駆けつけるのも野暮なので、その前に行ってゆっくり待つ
と伝えて電話が終わった。
こうなると、もうCG作業を続けられる気分ではない。
機材の積み込みや身支度も残っているので、9時過ぎに帰宅した。
(2007.03.12)
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さて、肝心な作業は昼(実際には夜中)過ぎと分かっているので、何時に自宅を
出発するか少々悩んだ。
一応『12時くらいを目指して行きます』と、伝えた こともあり、11時少し過ぎに
ポンコツ2cvで出発した。
流石に夜中だけあって道路は下も上もガラガラ。
前回は一之江ICにたどり着くだけでも20分近く掛かったが、今日は芝浦ICを出る
まで30分も掛からなかった。
分かっちゃいるけど、驚いた・・・
バリケードの中に車を止め、取り合えず状況の確認に行ったところ、所長のA氏が
いたので軽く挨拶。
簡単に今後の予定を聞いてから、詰め所にいるH氏と落ち合うことができた。
結論として『シールド機をつんだトレーラーが来るのは1時過ぎだね・・・』と、いう
ことが分かり、それまで機材の用意をしつつ只管待つことになった。
(いつものパターンだ・・・)
しかし、重要なシーンが1時以降と言っても、イントロ代わ� ��に撮れるシーンもあった。
私が到着した直後にいたクレーンと入れ替えに300トンクレーンが入ったりしたからだ。
まあ、あくまでも『おまけ』扱いだが、あった方が雰囲気が出る。
いよいよ1時過ぎ。
路上にカメラを構え、トレーラーが来るのを今や遅しと待ち構えていたところ、ライトの
明かりが近づいてきたので撮影を開始したのだが、残念ながらクレーンの部品だった。
同じようなことが何度か続いた後、職工さんが済まなそうな表情で近づいてきて
『あのぉ〜、シールド機を積んだトレーラーの運転手が、こっちに歩いてきちゃったんです』
と、作業の遅延を知らせてくれた。
まあ、これまた良くある話(??)なので、待機モードに再突入。
結局、シールド機が到着したのはそれから1時間後だった。
最近携わった地下鉄用トンネルの場合、シールド機は直径が6m〜10m超と大きい為、
部品の状態で運び込むのが基本だった。
しかし、今回のシールド機は直径が3m程度と小型なので200トン吊クレーン1発で
事足りるらしい。(それでも十二分に大きいが・・・)
都会の道路上と違い、障害物が殆ど無い為、作業はスムースに進んだように見えた。
しかし、相手はドラム缶なくシールド機なので、作業は慎重を喫して行われる。
端から見ていると『スイィ〜』と、浮き上がり、『ススス・・・』っと構内に投入した
ように感じたが、作業が終わったのは5時半過ぎのこと。
今後の打ち合わせをし、機材を持って地上に上がったら、外は明るくなっていた。
すぐさま帰路に着き、シャワーを浴びて布団にもぐりこんだら6時半過ぎだった。
おやすみなさい・・・
去年の今日、 一昨年今日、 3年前の今日
(2007.03.12)
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